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370レグアス 2019
ドウロ川(スペイン語でドゥエロ)はスペイン北部に源を発し、北東部でポルトガルとの国境を120km以上にわたって結び、ポルトの河口で大西洋に注ぐ川です。
ドウロ川はイベリア半島で最も壮大な風景を刻んで、今日もスペインとポルトガルを結ぶ歴史、文化、そして人々のつながりを強く象徴するものです。
2000年以上も前からこの地で栽培されているワインは、この二重のアイデンティティに重要な役割を担っていることは明らかです。
この斜面では、リベラ・デル・ドゥエロと呼ばれる格調高いスペインワインやドゥリアンセ(ドウロ地方)のポルトガルワインが生産されています。
パラス・ワインズは、ルイス・ヴィエイラが2010年に設立したワイナリーで、この美しい地域の中心部に位置しています。
地域活性化やサステナブルな取り組みが評価され、ポルトガルのワイン評価誌にてポルトガル最優秀企業賞を受賞し、注目を集めています。
自社畑に加え、ポルトガル各地の契約畑から品質対価格に優れたワインを生み出しています。
15 世紀の終わりにスペイン (西) とポルトガル (東) の勢力範囲を画定していた「370 度線」を名前に持ち、ドウロ川のように、ポルトガルとスペインの文化的、歴史的な近さを表現しています。(レグアスというのはポルトガル・スペイン語圏で使われていた距離の単位です。)
ドウロ地方の伝統的なブドウ品種であるトーリガ・フランカ、トーリガ・ナシオナル、ティンタ・オリス(スペインではテンプラニーリョ)の3品種を使用して、フレンチオークで6か月熟成させた濃厚な味わいが魅力の赤ワインです。
熟したブルーベリーやカシスを想わせる凝縮感ある果実味に、樽熟成由来のチョコレートやバニラの風味も感じられる、飲み応え十分の味わいがあります。